2011年5月31日火曜日

なにごとも面倒に感じて、先延ばしにするのが習慣化している。

 自分を信じてみましょう。




ある人は成功することによって、自分への期待が生まれると、それに応えることを大変だと想像し、せっかくの機会も台無しにしてしまいます。これは意識されていないので、自分ではそうは考えないのですが、巧妙なトリックが仕掛けられます。

トリックはいくらでもあります。ミス、病気、怪我は常套手段です。ダブルブッキングもそうです。

大きな業績をあげると、次の成功のためにさらに高い基準を設けるのが一般的です。成長する人は、高い基準に挑戦することに面白さを感じますが、そうでない人は重圧を感じます。

両者の決定的な違いは、高い基準に挑戦する人が案外気楽に構えて準備には徹底した取り組みをします。一方、高い基準に重圧を感じる人は、考えすぎて、準備に力を入れません。

この矛盾は一体なんでしょう。普通に考えると、気楽に構えた人が準備にも力を入れず、考えすぎている人ほど準備に徹底した取り組みをすると考えます。それがそのようにならないのは、事前に結末が心の中に用意され、失敗に突き進むのです。

失敗には言い訳が必要になります。なぜなら自分は出来る人でなければならないので、失敗の原因を自分のせいにできないのです。そのために準備をしてはいけないのです。もし準備して、それでうまくいかなかった場合には、ますます言い訳ができず、自分の能力が不足していることを証明することになるからです。

つまり彼はどんなに成功しても、成功者とは思えないのです。なぜなら、成功はなにかの間違いであり、場合によっては自分を詐欺師のように感じてしまうのです。
「そんなバカな、なにかの間違いだ」と思わずにいられないのは、自己否定感が心の底にこびりついているからです。

自己否定感が、日常のあらゆることについて、大変だと思わせます。なにごとも面倒だと思わずにいられず、自分をケアすることは、自由になる分、後回しになります。


冒頭に触れたように、彼らにとって、あらゆる変化は恐怖ですから、恋の成就さえも避けようとします。相手を不快にさせる言動を繰り返し、その陰謀は成功させます。それが自分が仕組んだ罠であるにもかかわらず、トラブルに悩み、泣き、時間を無為に過ごし、自己嫌悪、自己否定感を深めます。そして自己否定感を否定しながら、受け入れることで、変化が起こらなかったことに安堵します。

実際のところ、彼らにとって、あらゆる変化が起こらないことが成功なのです。ですから誰も自分を完璧主義者とは見なしません。自分さえもです。

「もし、私が完璧主義者だったら、やるべき準備はしますよ。でも私は楽観的に考えているトンマな人間ですよ(笑)」と答えます。

確かに彼らはトンマです。でもその意味は違います。
失敗を恐れて、どこにも向かっていない人生を過ごし続けているからトンマなのです。

自分の実力を信じて、なにごとにも準備をして、最善の結果を出す習慣をつけるようにしてください。



2011年5月25日水曜日

なりたい自分になるには、どうしたらいいのか?

 5つのライフスキルのそれぞれゴールを設定しましょう。




10年後、20年後、あなたはどんな自分になっていたいと思いますか?

はっきりと言える事は、これまでと同じで、10年後、20年後が突然やってくるわけではなく、毎日の積み重ねで、到達するということ。
今日の思考や感情ではなく、行いが未来の自分を作るのです。ですからなっていたい自分をゴールにして、毎日丁寧に歩き続けることが大切なのです。

何を自分にとってのゴールにするかは、私たち一人一人の選択であり、そのイメージも自分が描くことです。。
スポーツ選手がイメージ・トレーニングをするのと同じで、10年後、20年後の自分をイメージすることはモチベーションアップにつながり、実現の力になります。

「百聞は一見にしかず」と言いますが、ビジュアルで想像することは、分りやすい分だけ、大きな力になります。できるだけ鮮明に色つきのイメージを描いて上を向いて歩くことで、自分を信じる力を強めていきましょう。現実の世界はカラーですからモノクロのぼやけたイメージでは現実的でないといえます。

自分を信じることができると、同じ努力をしていても、信じられない人とは比較にならない成果に発展していきます。

人は健全なライフスキルなしに幸福にはなれません。5つのライフスキルのなかにあなたのイメージはあるでしょうか?5つのライフスキルは因果関係で結ばれていて、10年後、20年後の健全な暮らしの実現、つまりめざすゴールには到達するとは、それぞれのスキルでゴールすることに他なりません。

次に5つのライフスキルの一般的なゴールのイメージをピックアップしますので、これに、「こうなればいいな」と思う自分独自のゴールを付け足してみてください。

【自己認識スキル】>では、

  • 自分のアイデンティティを見つけることができる。
  • ありのままの自分を受け人れる。
  • かけがえのない自分のありのままを受け入れることができる(自己肯定感)。
  • 自分のニーズがわかる。
  • 自分の選択を信頼して、必要な努力は実行できる。


【意志決定スキル】では

  • 他人のものでない、自分自身の人生を生きることができる。
  • お互いの自立を尊重できる。
  • 決めたことをやり遂げることができる。
  • 自分をコントロールできる。


【コミュニケーション・スキル】では

  • 自分の意見を率直に表現でする。
  • 自分に誠実に対等なコミュニケーションができる。
  • 感情を素直に表現できる。
  • 悲しいこと、辛いこと、腹がたつことを抑圧せずに感情的にならずに表現できる。親指な関係をつくることが出来る。
  • 親密な関係を維持してお互いを発展させることができる。
  • 健康な境界線を尊重できる。


【ストレスマネジメントスキル】では

  • 悲しいこと、辛いこと、腹がたつことがあってもバランスを保つことができる。
  • 感情を生き生きと表現することができる。
  • 悲しみや怒りなどの感情を健康的に処理できる。


【目標設定スキル】では、

  • 自分をマネジメントして。人生を楽しむことができる。
  • 強迫的でない、バランスのとれた生活が可能。
  • そのときどきの変化を楽しむ。
  • 完璧主義ではなく欠点も受け入れることができる。
  • あるがままを楽しむことができる。


5つのライフスキルの集合体が自分を作ります。
ある特定のスキルに自分のなりたいイメージがあるかも知れません。
あるいは跨っていて、複数のイメージがあることもあるでしょう。
全部が自分のイメージということだってあります。

5つのライフスキルは因果関係があることを忘れずに取り組んでみてください。10年後、20年後のカッコいい自分を創造してみてください。

さて、イメージを膨らまして猛進するのはあなたの役目です。

10年なんてすぐですよ。